10回50歳で正社員転職11社目okeioyajiの日記

社会人26年目の中年が正社員で10回転職した経験を綴ります。

今の会社(地盤調査・改良業)

土木・建築業界が日本の経済成長をけん引し続けている一つの業界であるのは間違いないだろう。現在の私はそんな業界にいる。そこにいる人間の質(道徳的・モラル的)はどうだろう。すそ野が広いだけに当然様々な人がいる。育った環境・考え方・資質も様々。私が人間的に優れているとは言わないがコミュニケーションを取ろうにも根本的なところがかみ合わず苦労することが多い。しかも自社内で。対外的・取引先的にはそれほど問題ないのに。

以前も書いたがクレーム対応について改善点を提案しようとしたらつぶされたし、逆にこちらの支店都合も関係なく問題児や問題機械(作業・工事に使用する機械等)を押し付けてきたり。

一緒に働くのが気持ち悪いというか不愉快。

これは今までの他社・他業界では無かった感覚。昨日(18日土曜日)とある取引先の忘年会があり、様々な方とお話しする機会に恵まれ「うちの会社異常だな」と私自身の感覚の正確さに安心したのと同時に、2022年にFIRE退職することを決心した。

勉強ばかりじゃダメ

お話しているように、わたしはこれまで転職経験10社。様々な業界を渡り歩いてきた。気づいたらこうなっていたわけだがこんな経験はほかの誰もしていないはず。だから備忘録的に書き綴っているつもり。

気づけば間が空いてもう12月。この2年は目まぐるしかった。11社目の現在。不平不満はたくさんあるものの(結局どこのどんな会社にも問題はある。誰にとっても最高で最適な会社なんて無いんだろう。今更だが。)ひとまず丸2年在籍している。お客さんが私を必要としてくれているから。その実感が出来るから。

ただ仕事の内容は営業から現場監督(土木の)ふり幅が大きすぎるもの。

とにかくある程度の年齢と経験を積まないと対応できないであろう内容だ。

そういう意味ではこれまでの経験は無駄ではなかった。

でも疲れているのもあり、もうぼちぼちFIREを目指さないと。

何が勉強になったか2

医薬品メーカーだったわけだが我々一般の消費者の手に渡るまで大きく2通りのルートがあるのをご存じの方もいるだろう。

1つは問屋経由。日本の商慣習上最も多い形態で

 メーカー

  ↓

 問屋

  ↓

 小売り

  ↓

 消費者

という流れだ。

もう一つはメーカー直販。

 メーカー自身が問屋能力(小売りからの直接受注。各店舗へ配送)を持ち

 小売り

  ↓

 消費者 という流れを持つ。まさにこの流れの会社に在籍していた。

 小売りと直接やり取りし、消費者とも近く市場の動きをダイレクトに取り入れ

 商品に反映することが出来る。というメリットがある一方、

 自社配送のため欠品や遅配は厳禁。売掛金の回収など様々な必須事項もあり

 どちらが良いかは未だ分からない。ただ物を売る・必要とする人に届ける・金を回 

 収するという 種まきから収穫まで一連の流れを丁寧に学べたのは非常に為になっ 

 た。

何が勉強になったか?

こちらでは街の漢方薬局の先生。つまり自営業者(一般でいう社長だ)を相手にその店の立地や来客層を分析して薬の売り方まで指導した。同じ立地でも毎月凄まじく高額な売り上げを達成して支店をたくさん構え高級外車を乗り回す先生もいれば、家族4人がなんとか食べていける売り上げを細々と達成している先生もいた。何度もいうが同じ立地なのに何が違うのか。

成功しているのは素直で明るく前向きな人。

売上が少ないのは偏屈で妙なプライドが高い人。会社的にも私個人的にもそう分析判断していた。これは人生の様々な場面においても言えると思う。

素直で明るく前向きな人には同様な人周りに集まり良い情報・良い循環が産まれる。

偏屈で妙なプライドの人には似た人が集まる。悪い情報・悪い循環が産まれるというわけだ。

今でも忘れられないのは大分県の片田舎のN先生。周囲にライバルも無く知識・顧客対応はぴか一なのに「もっと勉強してから。ちゃんと準備してから」とアクセルとブレーキを同時に踏んでいるような対応で4年間売り上げが微減し続けた。

4人の子供を抱え長女が地元の私立中学に入学するまで担当していたけどその後どうなったかなあ(@_@)。

6社目漢方薬メーカー

皆さんは漢方薬と聞いてどんな印象を持つだろうか。

高価・胡散臭い・街の漢方薬局・敷居が高い等々イメージは色々だろう。

 

諸説あるが元々は中国大陸で3千年以上前に誕生した中国漢方が発祥と言われており現在では様々な科学的医学的エビデンスも相当数確保され、日本でも正式な医薬・医学として認知・漢方専門外来を設けているドクターも多数いる。

そしてそんな専門家として街の漢方薬局も多数の顧客を抱えて驚異的な売り上げを確保しているお店も多数存在している。

私はそんな漢方専門薬局とOTC(街中のドラッグストア。ちなみにこちらは九州です。ドラッグコスモスやドラッグイレブン等が良く知られているエリアです)

担当としてエリアを周っていた。ドラッグストアはまだしも街の漢方薬局には良くも悪くも偏屈で変わった先生・社長が多く居た。それはそうだろう。独立してお店をやるくらいだ。一般のサラリーマンには足元にも及ばない根性と個性の持ち主じゃないとやっていけない。その店の売り上げを上げる為に様々な販促活動を行うのがメインの仕事。勉強・実践。それぞれのお店の現状を知り様々な提案を行うことで世の中の仕組みを見ることが出来た。これまでの人生で一番為になった仕事だった。

 

6社目の話から止まってた。

6社目漢方薬メーカーではOTC(Over The Counter) 担当営業。2008年9月から2016年7月まで在籍。その間福岡で2年・大分で単身4年・熊本で単身2年それぞれ赴任していた。福岡では地場大手のドラッグチェーン店を2企業担当。個人店と言われる街の漢方薬局を10店ほど担当。業務内容は自社製品の

1.店頭棚の良い場所を確保し、2.販促(目立つわかりやすいPOPを付け顧客に訴求。店舗を回り売行きの確認・聞き取り・売り方指導(どんな症状のどんな方にどの処方が合うのか等)。そして春棚・秋棚(業界の方には分かる単語)の棚割り提案。新商品が出ればバイヤーへ説明。導入条件他様々な内容・配荷までの段取り組等およそ顧客の手元へ届けるため、購入動機を高めるためにあらゆることを行う。カッコよく言えば市場との競争。ありていに言えば御用聞き。

だけどお店で商品をお客様に手にとってもらうのを見るのが何より嬉しく充実感があったものだ。

それまでの会社で培った対人営業力・提案力が試されるヤリガイの大きな業務内容だった。

先日の続き

半分病気の同僚は私との話を逃げた。約束していた日に(顧客との商談が入ったから)と。ただラインで「私に対していろいろな思いがあるでしょうが私も同様であり、別な機会に話したいと思います。それまでは今まで通り仕事は仕事としてお付き合いお願いします」ときた。LINEで、絵文字付きで。仕事で絵文字使うなよ!絵文字でごまかすなよ!!とイラっと来たがとりあえず「分かりました」とだけ返事。世の中多様性とはいうものの、無自覚に人を傷つける・迷惑を掛けている人がいるのも事実。それは一番罪深いというかタチ悪いと思う。

お互い自覚して敬意をもって、だけど楽しく付き合って仕事していきたい。

私が望むのはそれだけなのだが。